
こんにちは、ユスティナです!
イングランドの港町と言えば、南東部にある活気に溢れる街、ブライトン(Brighton)。海を売りとしていて、イギリスではちょっとしたリゾート地として多くの人に知られています。
ロンドンから電車でたったの一時間の距離にあり、週末日帰り旅行にも最適。
今回は、そんなブライトンの名所や楽しみ方をまとめました。



ブライトン(Brighton)とは
ブライトンの魅力
ブライトンは、美しい海・多彩な文化・安くて美味しいグルメ・古着ファッション・活気なナイトライフなどで知られているイングランド南東部のリゾート地。イギリスでは最も住みやすい海辺の街とも言われています。ロンドンから電車でたったの一時間という短い距離にあるため、ロンドナーはもちろん、沢山の観光客が遊びに訪れる定番お出かけスポット。

海辺にはローカルショップがずらりと並び、常に沢山の人で賑わっています。そんなブライトンには、フォトジェニックな名所や写真スポットがたくさん!
知っておきたい歴史
かつて漁業が盛んだったブライトンを、「海辺のリゾート地」として発展させようと考えたのが、当時のウェールズ王子(のちのジョージ4世)でした。

19世紀のロンドンは、急速な工業化によって都市が拡大し、その結果、さまざまな病気が広がるようになります。こうした背景から、健康やリクリエーションへの関心が高まり、海辺で過ごすことが体に良いと考えられるようになったのです。
その流れの中で、ブライトンはリゾート地としての開発が進み、王族や貴族のための別荘やパビリオンが建てられました。 それに伴い、レストランやカジノなどの社交の場も増え、街は次第ににぎわいを見せるようになったと言われています。
ロンドンからの行き方
1. 電車
移動時間を短縮させたいなら電車が最適。
・乗り換えなしの直通電車で、約一時間程でブライトンまで行くことができます。路線は3つ(Gatwick Express, Thameslink, Southern)あります。
・ロンドンでの主な乗車駅はVictoria駅、London Bridge駅、Blackfriars駅。他にもSt Pancras駅、Farringdon駅、East Croydon駅からも乗車可能。
・一番早いのは、Victoria駅発のガトウィック・エクスプレス(Gatwick Express)。たったの53分でBrighton駅に到着できちゃいます。(ただしお値段も一番高いです!)
・一番安いのは、サザン(Southern)のAdvanceチケット。乗車時間も1時間ちょっとと短いのでコスパが良いです。
・Trainline.comを使用するとオフピークやグループ割などお得なチケットを買うことができるので要チェック!席も事前に予約しておくことをお勧めします。
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Trainlineアプリで電車のチケットを買う方法をわかりやすくまとめました!お得なチケットの選び方や注意点も載せているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
2. バス
予算を重視するならバスを選ぶ手段もあり。
・ロンドンからブライトンまでの直通バスはVictoria Coach Stationから乗車できます。
・メリットはチケットの安さ。一番安いチケットだと4ポンドからのものもあり、電車と比べると断然安いです。
・デメリットは乗車時間が長いこと。一番短いルートは2時間程で到着しますが、ルートが長いバスだと3時間以上かかるものもあります。(※もちろん、渋滞などの状況にもよります。)
・National Expressのウェブサイトからタイムテーブルをチェックしたりチケットを購入することができます。
3. 車
地元エリアを探索するのに最適な交通手段。
・ロンドンからブライトンまで車でかかる距離はおよそ87キロメートル、約1時間30程かかります。
(※もちろん、渋滞などの状況にもよります。)
定番の名所・観光スポット
ブライトンで絶対に行っておくべきフォトジェニックな名所をいくつか紹介します。
ブライトン・パラス・ピア│Brighton Palace Pier
ブライトンで一番の名所と言っても過言ではない、ブライトン・パレス・ピア。1899年に完成したこの桟橋には、ゲームセンターや遊園地など、さまざまなアミューズメント施設が集まっており、年齢や性別を問わず幅広い世代に愛され続けています。
レトロな外観のパレスがとっても可愛くて、写真スポットとしてもおすすめです。



ピアの中には懐かしいゲーム機がずらりと並ぶゲームセンターもあり、UFOキャッチャーやシューティングマシーン、エアホッケー、もぐらたたきなど、子どもも大人も夢中になれる空間!
ゲームをプレイすると「トークン」がもらえ、それを集めるとちょっとした景品と交換できます。
そのほかにも、スリル満点のローラーコースターから、小さなお子さま向けのメリーゴーランドまで、バラエティ豊かなアトラクションが揃っています。詳しい乗り物の情報は、公式ページをチェックしてみてくださいね。


私もいくつかのゲームで遊んでみましたが、気がつけばトークンがたまっていて、それを使って可愛いショットグラスと交換することができました♪ たくさんの景品の中から選ぶ時間も楽しくて、「どれにしようかな」と迷いながら決めたショットグラスは、今でも旅の思い出として家で大切に使っています。
名称:Brighton Palace Pier
住所:Madeira Dr, Brighton BN2 1TW, United Kingdom
公式ページ:https://www.brightonpier.co.uk/
※営業時間などの情報は公式ページを参考にしてください。
ブライトン・ビーチ│Brighton Beach
ブライトンに来たら絶対に外せないのが海岸!まず驚くのは、ここが砂浜ではなく小石のビーチであること。細かい石が一面に広がっていて、実際に歩いてみるとゴツゴツとした感触が足裏に伝わります。
天気の良い日には、海で泳ぐ人、日光浴を楽しむ人、ピクニックをする人などで大にぎわい。ちなみに海の水温は基本的に16度を超えることはほとんどないそうですが、筆者が訪れた9月上旬でも、上着が必要な肌寒さの中、元気に泳ぐイギリス人の姿も。さすが寒さに強い!

海海岸沿いの遊歩道には、レストラン、カフェ、パブ、地元のブティックショップなどが建ち並び、どこも多くの人で賑わっていてとても活気があります。
美しい夕日を眺めながらのんびりと散歩するのにもぴったりの場所ですね。


名称:Brighton Beach
住所:4 Madeira Dr, Brighton BN2 1ET, United Kingdom
Brighton i360
直直径162メートルの円形展望台が上下に移動する「Brighton i360」は、ブライトンの街を360度見渡せる絶景スポット。ロンドン・アイを手がけた建築スタジオ「Marks Barfield Architects」によって、2016年に設計・建設されました。
実はこのタワー、「世界一細いタワー」としてギネス世界記録にも認定されているんです! 高いところが平気な方なら、ぜひ一度は体験してみてほしいスポットです。

名称:Brighton i360
住所:Lower Kings Road, Brighton BN1 2LN, United Kingdom
公式ページ:https://www.brightoni360.co.uk/
※営業時間などの情報は公式ページを参考にしてください。
ブライトン観光をもっと楽しみたい方におすすめ
人気スポットを効率よく巡れるツアーや、話題のi360チケットなど、旅の思い出をちょっと特別にしてくれるアクティビティをまとめました。気になる方はぜひチェックしてみてください。
バンドスタンド│Bandstand
ブライトン・ビーチ沿いにひっそりと佇むバンドスタンド(Bandstand)は、1884年に建てられた歴史ある野外ステージ。美しいエメラルドグリーンの装飾が特徴的で、ヴィクトリア朝時代に造られた野外ステージの中でも特に優れたデザインとされています。

現在では、ブライトンの定番フォトスポットとして人気を集めており、カップルや観光客が記念撮影を楽しむ姿もよく見かけます。実はこのバンドスタンド、ライブ演奏や結婚式などの特別なイベント用に貸し切ることも可能なんです。海風を感じながら、歴史あるステージで写真を撮ってみるのも素敵な思い出になるはずです。
名称:Brighton Beach Bandstand
住所:Kings Rd, Brighton BN1 2PQ, United Kingdom
公式ページ:https://www.brighton-hove.gov.uk/libraries-leisure-and-arts/seafront/bandstand
逆さまの家│Upside Down House
ブライトン・ビーチ周辺にある名所のひとつとして忘れてはいけないのが、逆さまの家(Upside Down House)。まるで家ごとひっくり返ってしまったようなこのユニークなスポットは、2019年にオープンしました。
中に入ると、家具やインテリアがすべて天井にくっついている不思議な空間が広がっていて、まるで自分が天井を歩いているかのような錯覚に!写真を撮れば、重力が反転したようなユニークな1枚が撮れること間違いなしです。
ブライトン観光のついでに、ちょっと笑える写真を撮りたいならぴったりの場所。ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
名称:Upside Down House
住所:42-43, Kings Road Arches, Brighton BN1 2LN, United Kingdom
公式ページ:https://upsidedownhouse.co.uk/
※営業時間などの情報は公式ページを参考にしてください。
ロイヤル・パビリオン│Royal Pavilion
「ブライトン・パビリオン」としても知られているロイヤル・パビリオンは、長い歴史を持つ美しい宮殿。ジョージ4世が1787年に別荘として建てさせた王宮で、その豪華さと独特なデザインは、今でも訪れる人々を魅了しています。
第一次世界大戦中には、戦地での治療施設として使われた歴史もあり、ただの観光名所ではなく、歴史的にも重要な建。現在は内部が公開されており、ブライトンの象徴的存在として親しまれています。



特に目を引くのは、まるで異国に迷い込んだかのようなインド風の外観。実はこれ、イスラム建築やムガル様式を取り入れた独自のスタイルなんです。そして建物の中に一歩足を踏み入れると、そこには中国風の華やかな装飾が広がっていて、外観とのギャップがとてもユニーク!


異国情緒あふれる空間を楽しめるので、建築やデザインに興味がある方にもおすすめのスポットです。館内見学はチケット制ですが、興味深い展示や解説もあるので、ブライトンを訪れた際はぜひ立ち寄ってみてくださいね。
名称:Royal Pavilion &Garden
住所:4/5 Pavilion Buildings, Brighton and Hove, Brighton BN1 1EE, United Kingdom
公式ページ:https://brightonmuseums.org.uk/visit/royal-pavilion-garden/
※営業時間などの情報は公式ページを参考にしてください。
ザ・レーンズ│The Lanes
ブライトンに来たら見逃せないのが、ザ・レーンズ(The Lanes)。
ブティックや雑貨屋さん、カフェ、レストラン、パブなどが立ち並ぶ、雰囲気たっぷりの路地エリアです。

その歴史は、ブライトンが「ブライトヘルムストーン」と呼ばれていた16世紀の小さな漁師町時代までさかのぼります。路地の一部には当時の雰囲気が今も残っていて、歩いているだけでタイムスリップしたような感覚に。
中でも有名なのが、1545年創業の老舗パブ「The Cricketers Arms」。古き良きブライトンの面影を感じられる一軒です。
名称:The Lanes
公式ページ:https://www.visitbrighton.com/food-and-drink/areas-to-explore/the-lanes
ブライトンで何を食べようか迷っている方へ
地元の人気レストランやおしゃれなカフェ、海沿いの絶品シーフードスポットまで、実際に訪れて良かったおすすめグルメ情報をまとめました🍽
気になるお店がきっと見つかるはずなので、ぜひこちらの記事もチェックしてみてくださいね。
ノース・レーン│North Laine
お手頃で可愛いレストランやカフェ、パブが集まるノース・レーン(North Laine)も、ブライトンでは外せない名所のひとつ。
クリエイターやアーティストが多く暮らすこのエリアには、個性的なお店が立ち並び、お土産探しやショッピングにぴったりのスポットです。ここでしか出会えないレトロな古着を扱うヴィンテージショップや、ユニークなデザイナーブティックなど、思わず立ち寄りたくなるお店がたくさん。


さらに、エリア内にはカメラを向けたくなるようなグラフィティアートも点在していて、歩いているだけでアートな世界観に引き込まれます。
街歩きが楽しくなるノース・レーン、ぜひゆっくり散策してみてくださいね。


名称:North Laine
公式ページ:https://www.visitbrighton.com/food-and-drink/areas-to-explore/north-laine
まとめ
いかがでしたか?今回は、活気あるカラフルな海辺の街「ブライトン」を紹介しました。天気の良い日は、ご家族もしくはお友達と一緒にブライトンへ出かけてみてはいかがでしょうか。この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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