
こんにちは、ユスティナです!
ヨーロッパ旅行の楽しさは、街並みや食文化だけでなく、国によってまったく違う移動の仕方にある気がします。
マルタのように島全体がコンパクトな国では、バスやフェリーでのんびり移動するのも旅の醍醐味のひとつ。マルタには電車や地下鉄がないって聞くけど、実際どうやって観光地をまわるの?と不安もありました。
ということで、今回は、私が実際に滞在して感じた交通事情をまとめておきます。
マルタの“中心地”ってどこ?
マルタ共和国は、東京23区の半分ほどの面積という小さな島国。とはいえ、観光エリアが点在しているため、「ここが中心です」とは一言では言えません。
そのなかでも、観光・滞在の拠点としてよく名前が挙がるのが以下の3エリアです。マルタはエリアによって雰囲気や利便性がかなり違うので、旅の目的に合わせて滞在先を選ぶのがコツです。
ちなみに私たちは、SliemaとSt. Julian’sのちょうど間くらいに滞在しました。

交通網の良いエリア
- Valletta(バレッタ)
【泊りやすさ:★★★☆☆】
マルタの首都。古い街並みと要塞に囲まれたエリアで、歴史的建築が多く残っています。
市内は徒歩でまわれてコンパクト。1〜2泊の滞在なら◎ですが、夜は静かでお店も早く閉まるので、ずっとの滞在はやや退屈かも。
- Sliema(スリーマ)
【泊りやすさ:★★★★★】
バレッタの対岸にある、落ち着いた雰囲気のエリア。
海沿いにはショッピングセンターやカフェが並び、観光というよりは、のんびり過ごすのにぴったりな街でした。バレッタ行きフェリーも出ていて便利なので、初めてマルタで滞在する方におすすめ。
- St. Julian’s(セントジュリアン)
【泊りやすさ:★★★★☆】
クラブやバーなどのナイトライフ、レストランが充実していて、滞在客も多いにぎやかな街です。
ホテルの選択肢も多く、夜まで出歩きたい・ナイトライフを味わってみたい方に便利なエリアです。ただ、静かなホテルを選ばないと騒がしいこともあるので要注意。
徒歩+バスで気軽に観光

街歩きしながら違うエリアに足を伸ばすのも、マルタ旅行の楽しさのひとつ。
マルタは島全体がコンパクトなので、スリーマやセントジュリアンからバレッタまではフェリーで10分ほど、バスや徒歩でも気軽に移動できます。朝はバレッタで歴史的な街並みを散策し、午後はスリーマでショッピングや海沿いのカフェを楽しむ…なんて過ごし方もできるのが魅力。
バス網も発達していて、日帰りでゴゾ島やマルサシュロック(漁村)などローカルなエリアに足を伸ばすことも可能です。移動そのものが旅の一部になる、そんな寄り道スタイルがマルタならではの魅力かもしれません。
主な交通手段
マルタには鉄道や地下鉄はありません。島内の公共交通は基本的にバスのみですが、配車アプリやタクシー、フェリーなどを使用する手段もあります。
バス
主要な観光地(MdinaやBlue Grottoなど)もバスでアクセスできるので、時間に余裕があればバス移動で十分まわれます。時刻表、ルートなど公式ウェブサイトから確認できます。
ただし、バスは時間通りに来ないことが多いです。10分〜20分遅れてくることもよくありました。
また、路線によっては本数が少なく、バス停で長く待つこともあります。そのため、旅のスケジュールには少し余裕をもって行動するのがおすすめです。
Tallinjaアプリについて(バス専用)
マルタでバスを使うなら、Tallinja(タリンヤ)という公式アプリのダウンロードがおすすめです。iPhoneのApp StoreやGoogle Playから無料でインストールできて、使い方もシンプルで分かりやすい印象でした。このアプリでは、以下のことができます。
バス利用を考えている方は、渡航前にダウンロードしておくと便利です。アプリの公式サイト(英語)も覗いてみてください。
ダウンロードはこちらから↓
▶ AppStoreからダウンロードする
▶ GooglePlayからダウンロードする
Tallinjaカードについて(バス専用)
アプリに続き、マルタでバスをよく使う予定がある方は、Tallinjaカード(タリンヤカード)の利用も検討してみても良いかもしれません。これはマルタの公共交通機関で使えるICカードのようなもので、事前チャージ式でタッチするだけで乗車できます。
カードは空港や主要バスターミナル、または一部の自動券売機でも購入できます。観光客向けには、以下のような種類があります。(2025年現在)
白タクシー
マルタでは、街なかで流しのタクシー(いわゆる白タクシー)を見かけることがあります。
メーターが付いていて、その場で乗れる手軽さはありますが、料金は基本的に高めの設定で、観光客の場合はぼったくりにあうケースもあるようです。
乗る場合は、事前に行き先を伝えて、おおよその金額を確認しておくと安心です。
アプリ型の配車サービスと比べると少し不透明な面もあるので、使うときには注意が必要だと感じました。
黒タクシー(配車アプリ)
マルタでは、Bolt(ボルト)やUber(ウーバー)、eCabs(eキャブ)といった配車アプリがとても便利です。目的地を入力するだけで車を呼べて、アプリ内で金額表示・VISAのカード決済もOK。
その中でもおすすめするBoltは、マルタで広く使われている配車アプリです。Uberのような仕組みで、目的地を入力するだけで車を呼ぶことができます。
夜の移動やバスが来ないときにとても便利で、私たちは何度かお世話になりました。
ダウンロードはこちらから↓
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▶ GooglePlayからダウンロードする
フェリー

マルタには地下鉄や電車はありませんが、一部のエリア間ではフェリーが運航しています。バスよりも早く、海風を感じながらの移動はとても気持ちよかったです。
フェリーは朝から夜まで定期的に運航しており、バレッタ発の近距離フェリーは片道€1.50〜€2ほど。ゴゾ島行きの高速フェリーは片道€6〜で、往復チケットもあります。
景色を楽しみながら短時間で移動できるので、バスよりも快適に感じることも。天気のいい日には、ぜひフェリーでの移動も旅の楽しみのひとつにしてみてください。
便利なフェリーのルート
とくに便利だったのが、以下のルート。
- Valletta ⇄ Sliema
- Valletta ⇄ Three Cities(Birgu方面)
- Gozo ⇄ Cirkewwa
バレッタからは、対岸のスリーマや歴史あるスリーシティーズ方面(ビルグなど)へ向かうフェリーが出ており、観光の合間に気軽に海を渡れるのが魅力です。
フェリー乗り場
フェリーの時刻表
時刻表(公式サイト)はこちらからご確認下さい。
➡【バレッタ・スリーシティーズ行き】時刻表をチェックする
➡【ゴゾ島行き】時刻表をチェックする
だいたい30〜45分間隔で運航していますが、時刻表を事前に確認しておかないと、乗り逃すこともあるので注意です。
フェリーの到着を待つ間は、WiFiや待合スペース、お手洗い、軽食が買える売店もあり、ゆったりと過ごせます。
レンタカー
短期間の滞在ではあまり必要性を感じませんでしたが、レンタカーという選択肢もあります。ただし、マルタは左側通行で道が狭く、坂道も多いので、運転に慣れていない方には少しハードルが高いかもしれません。
また、観光地周辺は駐車スペースも限られているので、街なかをまわる場合には、やはりバスとBoltアプリの組み合わせがベストかなと思います。
非公式小型バン(体験談)
あくまでも体験ベースでの話ですが、SliemaやThree Cities周辺では、バス停やフェリー乗り場の近くに、小型バンのような車が停まっていて、「今からフェリーまで行くよ」「◯◯行き、あと2人乗れるよ」などと声をかけられることがありました。
私の場合は、ゴゾ島行きのフェリー乗り場まで行くバスを待っていたときのことでした。
支払いは現金のみで、レシートなども特になかったため、おそらく正式なシャトルバスではなく、非公式のミニバンだったのだと思います。
このような非公式小型バンは、値段も手頃で、バスより早く着くこともあります。
実際に乗ってみると、
など、運転の荒さが少し気になった場面もありました。
公共バスと比べると、効率的でスムーズではありますが、不安を感じる方や、酔いやすい方、小さなお子さん連れの方にはあまりおすすめできません。
空港から市内へのアクセス
マルタ国際空港(Malta International Airport)は、島の南側に位置していて、到着ロビーを出ると、すぐにタクシー乗り場やバス停があります。
おすすめする交通手段は主に以下の2つです。
黒タクシー(配車アプリ)
空港から滞在先までは、Bolt(ボルト)という配車アプリを利用しました。ターミナルの外ですぐに呼べて、料金は€15〜€20ほど。時間帯にもよりますが、VallettaやSliema、St. Julian’sまではだいたい20〜30分で到着します。
アプリで金額が表示されるので安心感もあり、夜遅いフライトなど、すぐに移動したい場合にとても便利でした。
シャトルバス
コスパを抑えたい場合は、空港からバスも利用できます。
所要時間はエリアによって異なりますが、約40分〜1時間ほどかかる印象。
マルタ国際空港からバレッタへ移動する際、直行バスのルートが2025年4月から更新されたそうです。X4ルートは廃止され、TD4(Tallinja Direct ルート)へ移行しています。
・平日は20分間隔、週末は30分間隔で運行。状況により運行頻度が変動する可能性あり。
・運賃は約€2.50(日中)~€3(夜間)(2025年現在)
・支払いはクレジットカードのタッチ決済または現金、紙チケットで可能
・バス停は空港の出口を出てすぐにあり、TD4は目印なしで複数ルートが同じ停留所を使うため、乗る際には行き先表示を確認するのが安心です
荷物の多い時や深夜のフライトでは、バス移動はやや不便かもしれません。
空港のロケーション(グーグルマップ)
名称:マルタ国際空港(Malta International Airport)
住所:Luqa, LQA 4000, Malta
公式ページ:https://www.maltairport.com/
マルタの交通で気をつけたいこと
マルタでの移動は基本的にバス・フェリーとBoltアプリで問題なくまわれましたが、いくつか感じた注意点をまとめておきます。
1. バスは時間通りに来ないことが多い
マルタのバスはローカル感たっぷり。
公式の時刻表やGoogleマップに表示される時間と、実際の到着時間がズレていることがよくあります。
特にローカル路線や混雑時間帯は、10〜20分の遅れはよくある話です。
2. バスは混雑することもある
観光シーズン(特に夏)は、人気路線では満員で乗れないことも。
次のバスを待つはめになることがあるので、移動時間にはゆとりを。
3. バス停が分かりにくい場所もある
観光地以外のエリアでは、バス停の表示が少なかったり、看板がない場所も。
グーグルマップなどの地図アプリを使いながら、早めにバス停を見つけておくと安心です。
4. Boltは便利だけど、配車に時間がかかることも
都市部ではすぐに車が来ますが、中心部から離れている郊外や夜遅い時間になると10分以上かかることもあります。
5. レンタカー利用は注意が必要
マルタは左側通行、しかも道幅が狭く、坂やカーブも多め。
さらに、駐車スペースも限られているため、運転に慣れていない人はストレスを感じる可能性大。
6. その場で乗れるミニバン移動は、便利だけど注意も必要
観光地やフェリー乗り場付近で見かけるミニバンタイプの乗り合い車。
バスより早く目的地に着くこともありますが、運転がかなり荒かったり、揺れが激しいことも。
おわりに
全体的に、マルタの交通はとてもシンプルでした。
大きな鉄道網はないけれど、それが逆に、のんびりした島の雰囲気と合っていて、心地よく過ごせました。個人的には、事前にBoltのアプリを入れておいたのが正解で、思っていたよりもストレスなく移動できました。
それでは、これからマルタに行かれる方の参考になればうれしいです。
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