
こんにちは、ユスティナです!
ロンドンから電車で約1時間。日帰りで気軽に訪れられる学園都市オックスフォードへ行ってきました。
街全体が大学のキャンパスのようで、歴史ある建物と学生の雰囲気が入り混じったオックスフォードが、わたしは大好き。
今回は私が実際ロンドンからオックスフォードへ日帰りで行ってみてきた、おすすめ観光スポットとグルメ情報をあわせてご紹介します。



オックスフォード(Oxford)とは
オックスフォードの魅力

世界で最も古い英語圏の大学都市とも呼ばれるオックスフォード。歴史あるカレッジが点在する街並みはまるで映画のセットのようで、学問と学生の活気が共存する独特の雰囲気が魅力です。
『ハリー・ポッター』や『不思議の国のアリス』など、映画や文学の舞台としても知られています。
オックスフォード大学の起源は12世紀にまで遡り、数百年にわたって学問と研究の中心地として発展してきました。歴代の首相や著名人を多数輩出しており、今でも世界中から優秀な学生が集まります。街全体が大学のキャンパスのように感じられるのも、この街ならではです。
ロンドンからの行き方
ロンドンからはアクセスが簡単で、日帰り旅行にもぴったり。個人的には、バスが最もリーズナブルでおすすめです。
バス: ヴィクトリア・コーチステーション発のOxford Tube(オックスフォード・チューブ)という高速バスで、所要時間は約 1 時間半〜2 時間。料金は片道 £10前後で、とてもリーズナブル。
▶ Oxford Tubeのタイムテーブル・チケットの予約はこちら
車: ロンドン中心部からM40経由で約1時間半。街の中心部は駐車制限が多いため、郊外の駐車場を利用するのがおすすめです。
電車: パディントン駅(Paddington)からオックスフォード駅まで約1時間。Trainline.comがから買うのがおすすめ。料金は時期によって変動しますが、平均で片道£25前後。
電車チケットの予約方法はこちらの記事を参考にしてください。
日帰りでまわれる観光スポット
ため息橋│Hertford Bridge
まずは、オックスフォードのシンボル的存在「ため息橋」へ。
この橋は、ヴェネツィアのため息橋にちなんで名づけられました。多くの映画やテレビ作品の撮影舞台としても知られており、たとえば『X-Men: First Class』や『インスペクター・モース』などにも登場しています。

この橋は1913年に建設が始まり、1914年に完成したもの。設計はサー・トマス・ジャクソンによるもので、オックスフォード大学のハートフォード・カレッジの旧棟と新棟をつなぐ役割を持っています。
小さな橋ですが、街の石造りの景観に溶け込み、とても絵になるスポットです。
名称:Hertford Bridge
住所:Bridge of Sighs, New College Ln, Oxford OX1 3BL
クライト・チャーチ│Christ Church
オックスフォード観光で外せないのが、「クライスト・チャーチ」。
特に『ハリー・ポッター』のロケ地としても知られていて、ファンにはたまらないスポットです。



ダイニングホール
中でも有名なのは、大広間のダイニングホール。ホグワーツの食堂のモデルになった場所で、天井の高さや壁一面に並ぶ肖像画は迫力満点。


階段とNo Peelドア
『ハリー・ポッターと賢者の石』の冒頭で、マクゴナガル先生が新入生を迎えるシーンがありますが、その階段こそ、実際に撮影に使われた場所です。


また、クライスト・チャーチの敷地内には、No Peel Door(ノー・ピール・ドア)と呼ばれるユニークな扉があります。
これは、19世紀の政治家ロバート・ピールがオックスフォード大学時代に学生たちから反対運動を受け、「No Peel=ピールを入れるな!」 というスローガンが掲げられたことに由来しています。以来、この扉はピールさんを通さなかったドアとしてそう呼ばれるようになったのだそうです。
回廊と中庭
クライスト・チャーチの回廊と中庭はとても印象的。ゴシック様式の建築に囲まれた静かな空間で、回廊には窓から柔らかな自然光が差し込み、写真を撮るのにぴったりです。



近くにチケットオフィスもありますが、とても人気の観光地なので、訪れる際はオンラインでの事前予約がおすすめ。
特に週末や観光シーズンはチケットが早めに売り切れることもあるので、余裕を持ってチェックしておくと安心です。
また、17:00時まで開いていますが、実際に見学できるのは16:00頃までなので少し早めに行くのがおすすめです。
名称:Christ Church
住所:St Aldate’s, Oxford OX1 1DP
公式ページ:https://www.chch.ox.ac.uk/visit/tickets-and-information
ニュー・カレッジ│New College
次に訪れたのは「ニュー・カレッジ」。
中庭にそびえる大樹と回廊の風景が有名で、こちらも『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』の撮影で使われたロケ地。石造りの建物と緑が調和していて、どこを切り取っても絵になる空間でした。

回廊と中庭
特に印象的なのは、回廊と中庭。
映画の中では、マルフォイが木の上に座ってハリーをからかうシーンが撮影された場所で、映画ファンにはたまらないスポットです。
静かな中庭に差し込む光と、石造りの建物の質感が美しく、まるでホグワーツの一部に迷い込んだような気分になります。



チャペルとダイニングホール
ニュー・カレッジでは、チャペルも見どころのひとつ。14世紀に建てられた歴史あるゴシック様式の礼拝堂で、高い天井や繊細な彫刻、ステンドグラスが本当に美しかったです。
また、ダインイングホールの雰囲気も格別でした。


ニュー・カレッジは一般公開されていますが、入場にはチケットが必要です。現地でも購入できます。
通常は月〜土曜の10時〜17時に開いていますが、大学の行事や試験期間などで休館になることもあるため、訪れる前に最新情報をチェックしておくと安心です。
名称:New College
住所:Holywell St, Oxford OX1 3BN
公式ページ:https://www.new.ox.ac.uk/
自然史博物館│Natural History Museum
個人的にすごく気に入ったのが、オックスフォード自然史博物館。
ゴシック様式の美しい建物の中に、恐竜の骨格標本がずらりと並んでいて、恐竜にあまり興味がない人でも思わず見入ってしまうほど迫力があります。


館内には子ども向けのキッズスペースや、触って学べる体験展示もあり、家族連れにも人気。
しかも入館無料というのも嬉しいポイントです。
また、お手洗いも清潔で、観光の途中に立ち寄って休憩するにもぴったりでした。
ちなみに、この博物館は1860年に建てられたゴシック・リバイバル様式の建築で、内部の鉄骨アーチやガラス天井がすごく素敵。当時、科学教育の拠点として建てられた歴史があり、建物そのものが学問の象徴でもあります。
また、同じ建物内から考古学がメインのピット・リバーズ博物館(Pitt Rivers Museum)へもそのまま入ることができ、自然史とはまた違った世界観の展示を楽しめます。
名称:Oxford University Museum of Natural History
住所:Parks Rd, Oxford OX1 3PW
公式ページ:https://www.oumnh.ox.ac.uk/
ボドリアン図書館│Bodleian Library
続いて向かったのは、オックスフォードを代表するスポット「ボドリアン図書館」。
荘厳な外観は圧倒的な存在感で、まさに学問の殿堂という言葉がぴったり。外から眺めるだけでも歴史の重みを感じられました。



(左)ボドリアン図書館入口(右)図書館の一部ラドクリフ・カメラ
見学は事前予約がおすすめ。私はチケットが既に完売していて入れず…。次回リベンジします!
通常は月〜土曜の10時〜17時まで開いており、ツアー最終受付は16時半ごろなので、行く前に公式サイトで最新スケジュールをチェックしておくのがおすすめです。
名称:Bodleian Library
住所:Broad St, Oxford OX1 3BG
公式ページ:https://www.oumnh.ox.ac.uk/
おすすめグルメ情報
観光の合間には、しっかりグルメも楽しみました。
ここからは、グーグルレビューを参考に見つけて、実際に行ってみたおすすめレストランを紹介します。
カバードマーケット│Covered Market
まずはカバード・マーケットへ。
アーケードの中に小さなお店が並んでいて、学生や地元の人たちでいつもにぎわう人気スポットです。リーズナブルな価格で美味しいものが食べられるので、観光の合間に立ち寄るのもおすすめ。


沢山のお店の中で目に留まったのが、カツカレーを出している小さなお店。物価の高いオックスフォードでは、こうした手軽に食べられるランチスポットは本当にありがたい存在です。
近くには無料の公衆トイレもあり、休憩にもぴったりの場所でした。
カバード・マーケットは、月曜〜土曜は朝8時から夕方5時半ごろまで、日曜は10時〜16時ごろまで開いています。
お店によって少し営業時間が異なりますが、夕方にはほとんど閉まってしまうので、訪れるならお昼〜午後の早い時間帯がおすすめです。
名称:The Covered Market
住所:Market St, Oxford OX1 3DZ
公式ページ:https://oxford-coveredmarket.co.uk/
The Bear(老舗パブ)
せっかくのオックスフォード、やっぱりパブ飯を味わわないともったいない。そう思って訪れたのが、The Bear Inn。オックスフォード最古のパブのひとつで、1242年創業という長い歴史を誇ります。



小さな店内には地元の常連さんや観光客が集い、どこかアットホームな雰囲気。ここでは、クリーミーなフィッシュパイと、エールの香ばしさが広がるビーフパイを注文。どちらもイギリスらしい温かみのある味でした。
名称:The Bear Inn, Oxford
住所:6 Alfred St, Oxford OX1 4EH
公式ページ:https://www.bearoxford.co.uk/
インスタグラム:https://www.instagram.com/thebearinn_oxford/
Turf Tavern(老舗パブ)
ディナーもパブで食べたいと思い、オックスフォードのもう一つの老舗パブ、1381年創業のTurf Tavernへ。迷路のような小道を抜けた先にあり、入口が少し分かりづらいかもしれません。
人気のお店ですが、予約なしでも入れました。


ここは14世紀頃からあると言われる歴史あるお店で、かつてはビル・クリントンやスティーヴン・ホーキングも訪れたことでも知られています。現在は、イギリスの老舗パブチェーンGreene Kingの系列店。1799年創業の歴史あるブランドで、英国ならではの美味しいエールが味わえます。
わたしはフィッシュ&チップスを注文。カリッと揚がった白身魚にビールを合わせると最高で、観光で歩き疲れた体に染み渡る味でした。8月ごろに行ったのですが、外のテラス席で夕方の風を感じながらゆっくり過ごす時間が、とても心地よかったです。
名称:Turf Tavern
住所:4 Bath Pl, Oxford OX1 3SU
公式ページ:https://www.greeneking.co.uk/pubs/oxfordshire/turf-tavern/
インスタグラム:https://www.instagram.com/turf_tavern/
まとめ
歴史的な大学や映画のロケ地を歩いて巡りながら、学生街らしいカジュアルなグルメも味わえるオックスフォード。ロンドンから日帰りでも十分に楽しめる、充実した一日旅行になりました。
この記事が少しでも旅の参考になれば嬉しいです。
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